物議をかもすVARについてプリシッチが不支持を表明…「完全に廃止してほしい」

 ミランに所属するアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチが、VARに対する自身の考えを説明した。3日、アメリカメディア『メン・イン・ブレザーズ』が同選手のコメントを伝えている。

 レフェリーをサポートするテクノロジーとして、現在は欠かせない存在となったビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)。しかし、9月30日に行われたプレミアリーグ第7節・トッテナムvsリヴァプールの一戦では、VAR担当のダレン・イングランド氏と主審の間で伝達ミスが発生し、リヴァプールに所属するコロンビア代表FWルイス・ディアスの得点が取り消しに。試合後にプレミアリーグのプロ審判協会(PGMOL)はこの判定が事実誤認であったことを認め、リヴァプールに謝罪したことを発表したものの、VARの存在意義が問われる事態となっている。

 そんななか、プリシッチは一連の騒動を受けてサッカーとテクノロジーの関係について言及。「ゴールライン・テクノロジーについてはまったく気にしていない。僕は素晴らしいと思っている」とコメントし、ボールがゴールラインの通過を判断する同技術への支持を表明した。

 一方でVARについては、「有利に働けば好きになり、不利に働けば嫌いになる」と前置きしながら、「完全に廃止してほしい。ファンとしては、ないほうが良いと思う」と口にしている。

 導入時から賛否が分かれる技術であったVARだが、一連の騒動で再び議論を呼ぶことになりそうだ。

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