
アトレティコ・マドリードに所属するスロベニア代表GKヤン・オブラクが、自身の偉業達成を喜んだ。2日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
アトレティコ・マドリードは現地時間10月1日に行われたラ・リーガ第8節で、本拠地『ワンダ・メトロポリターノ』にてカディスと対戦した。試合は27分までに2失点を喫する苦しい展開となるも、32分にアンヘル・コレアが追撃の1点を返すと、後半開始直後にはナウエル・モリーナが同点ゴールをマーク。66分にはA・コレアの2ゴール目で逆転に成功し、そのまま3-2で3連勝を飾った。
クラブの発表によると、この試合でゴールマウスを守ったオブラクは、アトレティコ・マドリードでの通算出場試合数が「400」の大台に到達。これは現キャプテンのスペイン代表MFコケ(591試合/1位)や元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏(404試合/9位)らに次ぐクラブ史上10人目の快挙だ。また、GKの出場試合数としてはクラブ史上最多記録となっている。
試合後にアトレティコ・マドリードのエンリケ・セレソ会長から記念品の盾を受け取ったオブラクは「400試合を達成したことは嬉しいが、勝利したことはもっと嬉しい」と喜びを語りつつ、今後のさらなる活躍に向けた意気込みを次のように示した。
「素晴らしいことだし、誇りに思うよ。もし勝てていなかったら、400試合目は良い思い出として残らなかっただろう。満足しているし、幸せだし、達成してきたこと全てを誇りに思っている。この先も重要な試合が待っているはずだ。僕はここで止まるつもりはないし、ピッチでクラブやチームメイトを助けるために多くのことができるだろう」
現在30歳のオブラクは2014年夏にベンフィカから加入すると、ここまでラ・リーガ、ヨーロッパリーグ(EL)、UEFAスーパーカップ、スーペルコパ・デ・エスパーニャでそれぞれ1度ずつ優勝を経験。ラ・リーガでは合計5度のサモラ賞(1試合あたりの平均失点が最少のGKに与えられる賞)に輝き、2020-21シーズンには年間最優秀選手賞(MVP)に選出された。アトレティコ・マドリードとは2028年6月末までの契約を締結している。
【公式画像】オブラクが400試合出場を達成!