
日本代表は12日、ベルギーで行われたキリンチャレンジカップ2023でトルコ代表と対戦し、4-2で勝利した。9月の日本代表メンバー26名では、唯一の初招集となった毎熊晟矢(セレッソ大阪)が代表デビューを飾った。
毎熊は右サイドバックで先発出場し、前半45分間プレーした。36分には見事なインターセプトから右サイドを駆け上がり、中村敬斗へグラウンダーのクロス。これを中村がしっかりと決め、代表デビュー戦でアシストを記録した。「上手い選手ばかりなので、何本かいい形で出すことができました。あの回数はもっと増やしたいですし、アシストもできましたけど、もっとチャンスを作りたい」とさらなる意欲を示した。
一方で悔やんだのが前半終了間際の失点シーン。毎熊が与えたファールがきっかけとなり、セットプレーから失点を喫した。「交代してベンチで思っていたのは、失点シーンのFKの部分が本当に悔しくて、そのことばっかり考えていました」と明かす。「ファールを与えた部分で、相手と入れ替わってしまったことが悔しくて。個人的には抑えられる自信があるので、ある分余計に悔しいです」と続けた。「Jリーグだと、まず最初に当たったところで勝てる。ここでないと体験できないという話はコーチともしましたし、そこを踏まえて今後どうやって抑えていくか。チームに外国籍選手もたくさんいるので、また帰って練習から取り組んでいきたいです」と前を向いた。
失点シーンに悔しさを滲ませた一方、アシストを含め確かなインパクトを残した。「練習から刺激的な日々を送れたので、レベルが高い中やれるのは本当に楽しかったですし、戻ってきたいという気持ちが強くあるので。そのためにはまたチームでやるしかないですし、もっとやってやろうという思いがあります」と、代表定着へさらなる成長を誓った。