
モンツァは29日、アルゼンチン代表FWパプ・ゴメスの加入をクラブ公式サイトで発表した。
同選手は先月末に前所属のセビージャと契約解除していたため、移籍金の発生しないフリー移籍でモンツァに加入。2024年6月30日までの1年契約を結んだ。
現在35歳のパプ・ゴメスは、母国のアルセナルでデビューを飾り、サン・ロレンソ(アルゼンチン)、カターニア(イタリア)、メタリスト・ハルキウ(ウクライナ)を経て、2014年夏にアタランタに完全移籍した。2017年からはキャプテンとしてチームをけん引し、セリエAトップ3入りやクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場でベスト8入りなど、クラブの躍進に大きく貢献した。しかし、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督と対立し、2021年1月にアタランタからセビージャへ完全移籍した。
セビージャでは公式戦通算90試合の出場で10ゴール6アシストを記録。昨シーズンのヨーロッパリーグ(EL)優勝を経験した。しかし、度重なる負傷の影響もあり、今夏の移籍市場最終日に契約を解除してセビージャを退団していた。
アルゼンチン代表では17キャップを数え、昨年冬に行われたFIFAワールドカップカタール2022の優勝メンバーともなったパプ・ゴメス。前十字じん帯損傷で長期離脱となったイタリア代表FWジャンルカ・カプラーリの代役として、モンツァ加入に至った。