平均で280ヤードは当たり前 ツアーナンバー1の飛ばし屋は2番アイアンも駆使【米女子ツアー・スタッツリーダーまとめ】

1月の開幕戦から8カ月が過ぎ、米国女子ツアーは続く「ウォルマートNWアーカンソー選手権」(9月29日~10月1日、アーカンソー州)から終盤戦に差し掛かる。この後も中国、韓国、マレーシア、日本を回るアジアシリーズや、ランキング上位者のみが出場できる最終戦など見ごたえ十分! そこでこのタイミングで今季のスタッツリーダーを見てみよう。

世界一レベルが高いと言われる米ツアーだが、やはりそこには怪物級の選手がゴロゴロ。ティショットの飛距離を示すドライビングディスタンスを見てみると、なんと60人が260ヤードを超えている。さらに270ヤード超えは11人。コースコンディションなど日本と違う部分があるとはいえ、国内ツアーのトップが神谷そらの259.43ヤードというのを考えれば、やはり桁違いの飛びが見られるのも米ツアーだ。

そのなかでも飛び抜けているのは現在の1位、ポリー・マック(ドイツ)。昨年の最終予選会(Qシリーズ)を勝ち上がって今季参戦を果たしており、目下シード獲得に向けて奮闘中。その飛びはツアーでも有名な話だ。2位のイン・シアオウェン(中国)とは0.270ヤードとわずかな差だが、計測ホールでドライバーを持たないことも多いポリー。3番ウッドも入れず、2番アイアンを駆使し、230ヤード以上飛ばすパワーの持ち主だ。

3位の選手が274ヤードからも分かるとおり、群を抜く数字をたたき出しているポリー。「ポートランドクラシック」では同組で回った渋野日向子のドライバーと同じ距離を2番アイアンで飛ばし、渋野も驚くほどのパワーを見せつけた。

穏やかな笑顔を浮かべながらラウンドするポリー。一見するとそこまでのパワーを秘めているようには見えないが、スイングアークは特にフォローが大きく、天高く突き上げるクラブの動きも見ていて気持ちのいい選手。飛ばしの要素満載のポリーのシード入りを期待したい。

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