DJがLIV入りを後悔? 熱望したローマへの道が開かず「もし行ってなければ選ばれていたかも…」

今月29日からローマ郊外で開催される2年に1度の米欧対抗戦「ライダーカップ」の話題で持ちきりのゴルフ界。米国チームの精鋭12名の選出に漏れたDJことダスティン・ジョンソン(米国)は、地元フロリダ州のザ・パームビーチポスト紙に「ライダーカップの米国チームに入りたかった」と話した。
2021年大会では5戦全勝。これまで5度出場したライダーカップで、最終日のシングルマッチ戦歴でも5戦全勝を誇る“お祭り男”だ。しかしながら22年6月から「LIVゴルフ」でプレーしたことで、ライダーカップポイントは出場したメジャー大会でのものが加算されたのみ。ランキングははるか彼方の40位で、ザック・ジョンソン主将にも選出されることはなかった。

「今年出場したメジャーでもっといいプレーができていたら…、きっと選ばれるチャンスがあったと思う」と悔いも残る。今季のメジャーは「全米オープン」の10位タイが最高位。それ以外は「マスターズ」48位、「全米プロ」55位タイ、「全英オープン」予選落ちと低調だった。

一方、同じLIVゴルフで戦うブルックス・ケプカ(米国)はマスターズ2位、全米プロ選手権優勝と活躍。ジョンソン主将のキャプテンピックで選出された。DJはジョンソン主将を「とても親しい友人の一人」とし、直接「チーム入りしたい」とも伝えたというが、叶わなかった。

メジャーで活躍できなかったのが要因とわかっていても「もしLIVゴルフに入ってなかったら…。きっとチームに選ばれていたと思う。ぼくがチームに入っていたら、米国チームの勝利に役立てたと思う。素晴らしい大会だから入りたかった」と、嘆き節が止まらなかった。(文・武川玲子=米国在住)

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