コーチらから独り立ちとなったJ・トーマス  6週ぶりの実戦は3アンダー・20位タイ

<フォーティネット選手権 初日◇14日◇シルバラードリゾート ノースC(カリフォルニア州)◇7346ヤード・パー72>

フェデックスカップ・フォールの初戦「フォーチネット選手権」に2019年以来、6度目の出場となったJTことジャスティン・トーマス(米国)は4バーディ、1ボギーの「69」で3アンダー、トップとは6打差の20位タイにつけた。
2022−23シーズンはウインダム選手権(8月3〜6日・ノースカロライナ州)を12位で終えたがフェデックスカップポイントランキングで71位に終わり、自身初となるプレーオフシリーズに進めずシーズンを終えた。
 
実戦は6週間ぶりとなったJTはその間にパッティングコーチを務めきたジョン・グラハムとコンビを解消。「ジョンはこれまでずっと僕にパッティングを教えてくれたが、実際にコースに出て打つのは僕自身。自分で解決しなければならない」とフォーチネット選手権開幕前日に打ち明けた。
 
一方、スイングコーチを務めるのは父のマイク。PGA・オブ・アメリカのクラブプロでJTがクラブを握って以来、父がスイングコーチを務めてきた。メジャー2勝を含むPGAツアー15勝、世界ランキング1位に就いたのも二人でともに戦ってきた。
 
「父はまだ僕のコーチ。だけどこれまでのようにずっとつきっきりではなくなる」という。すでにクラブプロを引退しているマイクさんはJTの出場する試合にはほぼ全試合同行してきた。練習場でボールを打つときには常に傍らにつき、ショットを見守った。
 
「父はこれからも来たいときにはどの試合にも父として同行する。だけどずっとぼくのショットを見ている必要はない」と少し距離を置くという。「僕が必要だったら質問もする。これまでは分からなくなったとき、ジョンや父にその答えを求めてしまった。ぼくは自分でその答えを見つけなければいけないと思う」と話した。
 
2週間後の今月29日に開幕する「ライダーカップ」米国チームのザック・ジョンソン主将はJTを主将ピックで選択した。「選んでもらえるか待っている間は本当に苦しかった。ライダーカップまでには好成績を残したい」とJT。2日目以降の追い上げを目指す。(文・武川玲子=米国在住)

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