
ラツィオのクラウディオ・ロティート会長が、セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチの退団について語った。11日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
2015年夏にラツィオに加入したミリンコヴィッチ・サヴィッチは、中盤の主軸として公式戦通算341試合に出場し69ゴール59アシストをマーク。昨今の移籍市場ではビッグクラブへの移籍が度々噂され、今夏もユヴェントスやマンチェスター・ユナイテッドなどからの関心が明らかになっていたものの、最終的にはサウジアラビアへと移籍することが決定した。
ラツィオのロティート会長は、そんなミリンコヴィッチ・サヴィッチについてイタリアメディア『Radio Lega Serie A』で「トップクラブからの具体的なオファーは一度も受け取ったことがない。唯一来たものは、名前を明かせないがイタリアのクラブで提示額は1億ユーロ(約158億円)を超えるものだった。しかし当時の指揮官である(シモーネ・)インザーギとの約束があったうえ、当時の移籍期限は8月中旬でセルゲイの後釜探しが間に合わないと考えたから断った」とかつてのオファーを明かした。
さらに、ロティート会長は今夏の補強についても言及し、「クオリティがあり、将来性のある選手たちに投資した。私たちの監督の指導の下、彼らがさらなる成長を遂げてくれることを願っている。このチームはリーグ戦だけでなく、チャンピオンズリーグ(CL)においても戦えるチームだ」と満足感を口にしつつ、タイトル獲得に向けて意気込んだ。