パインハーストに30年ぶり新コース誕生 トム・ドーク氏設計の“NO.10”が来年4月オープン

「全米オープン」の会場として知られる米ノースカロライナ州のパインハースト・リゾートにN0.10コースが誕生する。そのオープンは、N0.2で全米オープン(6月13〜16日)が開幕する2カ月前の来年4月3日。同リゾートに新コースが開場するのは30年ぶりとなる。
設計を手がけたのはトム・ドーク氏。オレゴン州のパシフィック・デューンズ、コロラド州のバリーニールなどが代表作で、マサチューセッツ工科大とコーネル大で建築学を学んだ後、鬼才ピート・ダイ氏の元でコース設計の経験を積んでいる。

コースは自然の地形が大きく生かされ、地元ノースカロライナ州の砂、ワイヤーグラス、背が高く葉の長いダイオウ松の木でコースはセパレートされるという。「NO.10は最初はとてもなだらかに始まるが、中盤からは石切の地盤が現れ、アップダウンのあるホールが続く。どのホールもとてもチャレンジでドラマチックな終盤となる」とドーク氏。

パインハースト・リゾートは米ノースカロライナ州に位置し米国を代表する一大ゴルフリゾートの一つ。NO.1からNO.9まで18ホールのコースが点在し、2つのパー3コースもある。もっとも難コースとして知られるのは、ドナルド・ロス氏が手がけたNO.2。シルクハットのように裾が広がる難グリーンで知られている。

2014年には全米オープン、「全米女子オープン」が2週続けて行われた。2024年に全米オープンが再び開催され、その後29年、35年、41年、47年の同大会開催がすでに決定している。(文・武川玲子=米国在住)

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