
インテルは5日、クラブを率いるシモーネ・インザーギ監督と新契約を締結したことを発表した。
クラブの発表によると、新契約の期間は2025年6月30日まで。インテルとS・インザーギ監督の契約は2024年6月30日までとなっていたため、1年間契約を延長したこととなる。
現在47歳のS・インザーギ監督は、現役時代に兄のフィリッポと同じくセンターフォワードとしてプレー。ピアチェンツァのアカデミーで育ち、同クラブでトップチームのキャリアをスタートさせると、ラツィオを中心に活躍した。現役引退後は指導者に転身し、2010年夏に古巣ラツィオのユースチームで監督に就任。U-17、U-19と徐々に歳上の年代を指導していくと、2016年4月には2015-16シーズン途中に解任となったステファノ・ピオリ監督(現:ミラン)の後釜として、暫定的にトップチームを指揮した。シーズン終了後に正式に指揮官に就任。2018-19シーズンにはクラブを6シーズンぶりのコッパ・イタリア制覇へ導き、2度のスーペルコッパ・イタリアーナ優勝も経験した。
2020-21シーズン限りでラツィオの指揮官を退任し、シーズン終了後にインテルの監督に就任した。初年度の2021-22シーズンはセリエAを2位でフィニッシュ。“宿敵”ミランにスクデットを譲り、2連覇とはならなかったが、コッパ・イタリアではローマ、ミラン、ユヴェントスなどを破って11シーズンぶりの優勝を成し遂げた。2022-23シーズンはセリエAで順位を1つ落としたものの、コッパ・イタリアでは2連覇へ導き、スーペルコッパ・イタリアーナとの“国内2冠”を達成。チャンピオンズリーグ(CL)では決勝戦まで駒を進めた。
迎えた今シーズンはセリエA第3節を終えた段階で3連勝を記録。8得点無失点と安定感のある戦いを見せている。中断期間明けの16日には第4節でミランとのミラノ・ダービーが控えているが、S・インザーギ監督は契約を延長した上で“伝統の一戦”に臨むこととなった。
【画像】インテルがS・インザーギ監督と新契約を締結!