
ブンデスリーガ第3節の6試合が9月2日に各地で開催された。
開幕からの2試合をともに1分1敗という成績で終えていたアウクスブルクとボーフムの一戦では、浅野拓磨が結果を残す。アウクスブルクは35分にディオン・ドレナ・ベーリョのゴールで先手を取ったものの、ボーフムは前半アディショナルタイム、マクシミリアン・ヴィッテクの強烈なミドルシュートがポストに弾かれたところから混戦が生まれ、最後は抜け出した浅野が右足でゴールネットを揺らした。
1-1で後半に折り返すと、アウクスブルクは62分、ベーリョの放ったシュートが右ポストに当たった跳ね返りをエルメディン・デミロヴィッチが押し込んで勝ち越しに成功。だが、直後の64分、敵陣中央で前を向いたケヴィン・シュテーガーからの浮き球パスに浅野が反応し、背後への抜け出しからダイレクトでボレーシュートを沈めた。試合は2-2でタイムアップ。浅野に今季初得点を含む2ゴールが生まれ、試合は痛み分けに終わった。
開幕戦でボーフムを5-0で破ったものの、前節はライプツィヒに1-5で敗れていたシュトゥットガルトは、ホームで2連勝スタートを飾ったフライブルクと対戦した。試合は立ち上がりからシュトゥットガルトがゴールショーを披露し、17分までに2点をリード。19分には左サイドを抜け出した伊藤洋輝のクロスボールからセール・ギラシが自身この日2点目を決めた。後半にもシュトゥットガルトは2点を追加し、試合は5-0でタイムアップ。シュトゥットガルトの伊藤はフル出場を果たし、原口元気に出番はなかった。フライブルクの堂安律はベンチスタートとなったものの、後半頭からピッチに立っている。
ここまで1分1敗と未勝利のボルシアMGは、ホームに2連勝中のバイエルンを迎えた。試合は30分、アラサーヌ・プレアが放った右コーナーキックをニアサイドでマクシミリアン・ウーバーが頭で逸らすと、ボールはファーサイドでフリーになっていた板倉の元へ。逆サイドを狙った技ありのヘディングシュートを沈め、ボルシアMGが1点をリードしてハーフタイムに突入した。
1点ビハインドとなったバイエルンは58分、ペナルティエリア手前で前を向いたジョシュア・キミッヒの浮き球パスから、抜け出したレロイ・サネが胸トラップから冷静に左足シュートを沈める。その後も怒涛の猛攻を続け、幾度となくチャンスを作ったが、板倉を中心にボルシアMGが集中した守りを見せて得点を許さない。だが、87分にキミッヒの放った右コーナーキックからマティス・テルがヘディングシュートでゴール。最終盤に試合をひっくり返した“絶対王者”が3連勝を飾った。今季2点目を挙げた板倉はフル出場を果たしている。
ここまで行われたブンデスリーガ第3節の結果、および3日に行われる対戦カードは下記の通り。
■ブンデスリーガ第3節
▼9月1日(金)
ドルトムント 2-2 ハイデンハイム
▼9月2日(土)
レヴァークーゼン 5-1 ダルムシュタット
ホッフェンハイム 3-1 ヴォルフスブルク
ブレーメン 4-0 マインツ
アウクスブルク 2-2 ボーフム
シュトゥットガルト 5-0 フライブルク
ボルシアMG 1-2 バイエルン
▼8月27日(日)
22:30 フランクフルト vs ケルン
24:30 ウニオン・ベルリン vs ライプツィヒ
※キックオフ時刻は日本時間
【ゴール動画】板倉滉がバイエルン相手に技ありヘディング弾