大会2勝の石川遼は耐えるゴルフで上位キープ「明日はショットを修正したい」

<フジサンケイクラシック 2日目◇1日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>

7位タイから出た今大会2勝の石川遼が、この日4バーディ・4ボギーの「70」。トータル2アンダーで予選通過を決めた。初日とは違い、ドライバーショットが乱れる場面があったが、それでも「前半から中盤はリカバリーショットで、パーセーブをしたり、後半もチップインバーディがあったり、ラッキーだった。ショットの内容よりスコアが良かった感じです」と振り返った。
インスタートだった10番では4メートルほどのバーディパットを決め、幸先の良いスタートを決めた石川だったが、14番では左の池へ、15番では左の林に入れ、連続ボギーを叩いた。「ロングゲームが昨日よりも全体的に良くなかった。ドローがちょっと右に抜けたりかかりすぎたり、フェードも左にそのままつかまったり、かかりすぎてしまったり。ドローとフェード両方でミスがあった」。

その後、後半は4番でチップインバーディを決めるなど、3バーディ・2ボギーで耐えてトゥデイイーブンで終えた石川。前日課題に挙げていたパー5では1つバーディを奪うなど、収穫もあったようだ。

今シーズンは5月の「~全英への道~ミズノオープン」(2位タイ)、7月の「日本プロ」(首位タイ)に続き、初日のひと桁順位は3度目だった。そのいずれも2日目は「75」、「73」とオーバーパーを打ち、順位を下げていたが、この日はイーブンパーで上位戦線にとどまった。

週末の優勝争いに向けて、課題を聞かれると「全体的にはそんなに悪くないかなという感じなので、まずはショットを修正したい」。虎視眈々と富士桜3勝目を狙う。(文・神吉孝昌)

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