「この組、やばい(笑)」 櫻井心那ら“飛ばし3人娘”が290ydのビッグドライブ合戦

<ゴルフ5レディス 初日◇1日◇ゴルフ5カントリー美唄コース(北海道)◇6472ヤード・パー72>

この日の実測は151ヤードで、グリーンが浮島になっている17番パー3。無風だったら8番アイアンを迷いなく選択する櫻井心那だが、この日は5番アイアンを手にした。右からのアゲンストで、瞬間最大風速が12.9m/sの強風。「勇気がいるけれど、自信を持って打つことが大事」とピン3本分くらい右を狙うと、右4メートルにオンした。2パットのパーとしたが、このように“イレギュラー”な距離感にも対応し続けた一日だった。
「今年で一番荒れていた気がします。雨ですごいっていうのはあるけれど、こんなに風がすごいというのはなかなかない。大変でした」。強風と雨のダブルパンチに疲労感もどっと溜まったが、4バーディ・1ボギーの「69」は首位と3打差の単独3位。好スタートを切ったことで笑顔も見せる。

左右やアゲンストの風に耐えた一方で、フォローの風ではティショットで距離を稼いだ。例えば、折り返した直後の10番では、地面がぬかるんでランが出ないコンディションのなか、風が球を前にぐんぐんと押して「290ヤードくらい」のビッグドライブを記録した。目を見張る数字だが、同組は今季ここまでドライビングディスタンス1位につける神谷そら、同じく7位の岩井明愛。同5位につける櫻井は、このふたりを大きくアウトドライブすることはできなかった。

「普通みんなそこまでいかないのに(笑)」と櫻井は苦笑いを浮かべるが、この状況には周囲も驚愕。「キャディさんは『この組、やばい(笑)』と言っていました」と、飛ばし屋3人の共演には、ただただ驚くしかない様子だった。

2日目は首位につけた鈴木愛、2位の小祝さくらとの組み合わせ。あすは持ち味の飛距離で会心アウトドライブを連発し、スコアも一気に追い抜くつもりだ。(文・笠井あかり)

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