「一筋ってなんだろう」 アンダーパー発進も…西村優菜を悩ませたグリーン上

<ポートランドクラシック 初日◇8月31日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>

「60台はマストかなと思ってスタートしたので満足はいってない」
ボギーフリーの2バーディで2アンダー発進を決めた西村優菜だが、厳しい表情で18ホールを終えた。初日をアンダーパーで滑り出したのは「最低限」。朝から雨が降り、グリーンも止まりやすいコンディションとあって、ビッグスコアが連発しているなかで順位は44位タイと、結果だけ見れば不満の残る1日だ。

朝一番の組でスタートし、続けざまにバーディパットがカップをなめた。「ここ最近ではいちばんというくらいフィーリングがよかった」とグリーン上の感覚は良好。それでも決めきれない1日に納得がいかない。5番では1メートル弱の距離を決めたが、入れごろのチャンスが決まらないもやもやを抱えたまま後半へ。その後も「ほとんどカップをなめていた」状態は変わらず。ようやく来た次のバーディは15番で、これはチップインというものだった。

カップに沈まないとはいえ、打ち出しやタッチは思った通りに打てている。だからこそ、悔しさが募る。雨で水が浮くホールもありながら、イメージ通りに転がるキレイなグリーン。あとは沈めるだけだが、「その一筋ってなんだろう…」とカップを覗きながら通り抜けるパッティングに首をひねるシーンが最後まで続いた。

この数週間悩んできたショットについては「気持ち悪いところ50%、うまく振れたところ50%」と半々の状態。大きなミスなく進んだだけに、仕上げのバーディパットの“一筋問題”が早く解決することを願うしかない。

「とにかくいいストロークを続けて、入るまで待つしかないかなとは思っています」。2アンダーは出遅れではないものの、上位でもない。初日から伸ばしあいの様相となっている今大会。「しっかり60台を目指して頑張るしかない」と決勝ラウンド進出をかけた2日目へと向かう。(文・高桑均)

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