チェルシー、アーセナルの“10番”スミス・ロウ獲得を検討?…バルサの2選手にも関心か

 チェルシーがさらなる前線補強に向けて、3人のアタッカーに関心を寄せているようだ。28日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 今夏の移籍市場では、昨シーズンまで主力を担っていた選手の多くを売却し、若手を中心とした積極補強を敢行しているチェルシー。ここまでスペイン代表GKロベルト・サンチェスやエクアドル代表MFモイセス・カイセド、フランス代表FWクリストファー・エンクンクなど大量10名の新戦力をスカッドに加えている。

 しかし、今シーズンからチームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、依然として攻撃のオプション強化を望んでおり、さらなるアタッカーの獲得を検討しているという。今回の報道によると、チェルシーはすでに3選手に具体的な関心を寄せており、そのうちの1人がロンドンの“ライバル”アーセナルで「10番」を背負う23歳のイングランド代表MFエミール・スミス・ロウだという。

 アーセナルの下部組織で育ったスミス・ロウはライプツィヒやハダースフィールドでの武者修行を経て、2020年8月に正式にトップチームへ昇格。ミケル・アルテタ監督の下で徐々に出場機会を増やすと、背番号「10」を託され臨んだ2021-22シーズンは公式戦通算37試合に出場し11ゴール2アシストの活躍を見せた。しかし、昨シーズンは慢性的な痛みを抱えていたそけい部の手術に踏み切った影響もあり、公式戦15試合の出場に留まった。

 また、チェルシーはスミス・ロウと並行し、ともにバルセロナに所属するブラジル代表FWハフィーニャとスペイン代表FWフェラン・トーレスについても動向を注視しているという。両選手ともにシャビ・エルナンデス監督率いるチームで一定の出場機会を得ているが、絶対的な地位を築いているとは言い難く、かねてから今夏の移籍の噂も浮上している。いずれの選手との交渉も現段階では進んでいないものの、今後チェルシーが具体的なオファーを提示する可能性もあるようだ。

 移籍市場の閉幕が目前に迫るなか、チェルシーは今回の報道で名前が挙がった選手の獲得に乗り出すのだろうか。今後の動向に大きな注目が集まる。

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