最後に実った猛練習…渋野日向子は“トルネード”からチップ・イン・バーディ奪取で笑顔 「決まってくれてよかった」

<CPKC女子オープン 最終日◇27日◇ショーネシーG&CC(カナダ)◇6685ヤード・パー72>

最終日は出入りの激しい一日を過ごすことになった。渋野日向子は、最終18番でチップ・イン・バーディを奪い、5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「72」。ラウンド後に応じたWOWOWなどのインタビューでは、「結果的には伸ばせなかったけど、ショットの内容はきょうはすごくよかった。ただ4日間通してだと、すごく悔しいラウンドになった」と振り返る。
2番でバーディが先行したものの、その後は7番までパーを並べる静かな展開に。それでもチャンスは多く、“パターが…”という歯がゆい時間が続く。しかし8番でボギーが来ると、そこからはジェットコースターのようなスコアの動きになる。「スタートホールからしっかりチャンスにつけ、その後も続けて寄せられたのになかなか入らない。耐えようと思っていたら8番でボギーがきて、けっこう痛かった」と、本人も思い起こす転機になった。

そこから12番まではボギーとバーディが交互にやってくる。さらに14番パー4ではダブルボギーも叩くことになってしまった。それでも15番で1つ取り戻すと、最終ホールは4日間の集大成ともいえるグリーン奥のラフからのアプローチが直接カップインした。この奥からのアプローチは前日までミスが続いていたプレー。しかし前日のラウンド後などに行ってきた“猛練習”が、最後に実った形だ。「セカンドショットは内容的にすごくよかったけど、仕方ないなと思いながら。練習したアプローチ。少し(クラブが)強く入ったけど、決まってくれてよかった」。ナイスショットながら「ライはトルネード」という難局が訪れたが、これをスコアに結び付け笑顔での締めくくりになった。

次戦は再び米本土に戻り、オレゴン州で「ポートランドクラシック」(31日~)に出場する。「そんなに広いコースではないけど、やりたいゴルフができるように。パッティングやショットだったりを修正して、いい状態で臨めるように頑張りたい」。昨年は最終日を4位で迎えるなど優勝争いを繰り広げた大会で、大きくポイントを上積みしたいところだ。

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