
セリエA第2節が27日に行われ、ユヴェントスとボローニャが対戦した。
開幕戦でウディネーゼの本拠地に乗り込んだユヴェントスは、フェデリコ・キエーザらの得点で3-0と白星を飾った。2019-20シーズン以来4シーズンぶりの連勝スタートを狙うホーム開幕戦では、ミランと戦った第1節を0-2で落としたボローニャと対戦。ユヴェントスはマヌエル・ロカテッリ、アドリアン・ラビオ、ドゥシャン・ヴラホヴィッチらが先発に並び、負傷の影響で欠場が続いていたポール・ポグバは2試合連続のベンチスタートとなった。
試合は24分に動く。ボローニャは敵陣中央で斜めのパスを引き出したニコラ・モロが横へ繋ぐと、ジョシュア・ザークツィーとのワンツーからルイス・ファーガソンがペナルティエリア右に侵入。自ら右足を振り抜き、ファーサイドのゴールネットを揺らした。チームとしての今季初ゴールが決まり、ボローニャが先手を取った。
その後はボローニャがより多くのチャンスを作りながらも、追加点を挙げることはできず、1点リードでハーフタイムに突入。後半に入るとユヴェントスが反撃へ。52分、左サイド開いた位置でボールを持ったキエーザが横へ繋ぎ、ペナルティエリア手前で前を向いたアレックス・サンドロが左足で浮き球のボールを送る。ボックス内で競り勝ったグレイソン・ブレーメルが頭で折り返すと最後はヴラホヴィッチがボレーシュートを叩き込んだ。ユヴェントスが試合を振り出しに戻したかに思えたが、オフサイドポジションに立っていたラビオがプレーに関与したと判断され、ゴールは認められなかった。
57分にはロカテッリからの横パスを受けたティモシー・ウェアが右足で強烈なミドルシュートを放ったが、GKウカシュ・スコルプスキの横っ飛びセーブに阻まれる。1点が遠いユヴェントスは66分、ニコロ・ファジョーリとアンドレア・カンビアーゾを下げて、サミュエル・イリング・ジュニオールとポグバをピッチへ送り出した。昨季はケガの影響で公式戦わずか10試合の出場にとどまっていたポグバにとって、これが今年5月14日に行われた昨季のセリエA第35節クレモネーゼ戦以来の出場となっている。
終盤に入ってもボローニャの1点リードで試合は進行。80分にはユヴェントスが左サイドから攻撃へ。開いた位置でポグバからのパスを受けたイリング・ジュニオールが左足でクロスボールを送ると、ペナルティエリア後ろの位置で待っていたヴラホヴィッチが頭で合わせる。コースを狙ったヘディングシュートがゴールに吸い込まれ、“主砲”の2試合連続ゴールでユヴェントスが試合を振り出しに戻した。
試合はこのままタイムアップ。ユヴェントスはホーム開幕戦を白星で飾れなかったが、終盤のゴールで勝ち点「1」をもぎ取った。一方のボローニャも今季初勝利は次節以降にお預けとなっている。
次節、ユヴェントスは9月3日に敵地でエンポリと対戦する。一方、ボローニャは同2日にカリアリをホームに迎える。
【スコア】
ユヴェントス 1-1 ボローニャ
【得点者】
0-1 24分 ルイス・ファーガソン(ボローニャ)
1-1 80分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)
【ハイライト動画】ユーヴェがヴラホヴィッチ弾でドローに持ち込む