道産子が地元で奮闘 山田彩歩は小樽での予選通過に「自信にもなるかな」

<ニトリレディス 3日目◇26日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6695ヤード・パー72>

これがプロ2度目の経験。北海道札幌市出身の山田彩歩(さほ)が35位タイで予選を通過。ムービングデーは2バーディ・2ボギーの「72」と耐え、トータル1アンダーの33位タイで最終日へ向かおうとしている。

未消化だった第2ラウンドから再開した3日目は、2つのボギーが先行した。それでもこの日の4ホール目のパー3で、チャンスにつけてバーディを奪取。「そこからまた切り替えて頑張ろうと思った」と、もうひとつのパー3でさらにバーディを奪って朝一の“借金”はチャラに。第2ラウンドを「70」にまとめ、残り36ホールへの切符をつかみきった。

1998年生まれの24歳。ジュニア時代にしのぎを削った小祝さくらと同じ黄金世代のひとりだが、最終プロテストに合格したのは2021年6月のこと。4度目の挑戦だった。今季は下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場で、ここまでは7試合に出場して最高位は「ECCレディス」の11位タイ。主催者推薦などで出場したレギュラーツアーは、同じく北海道で開催される「北海道meijiカップ」など4試合に臨んだが、いずれも予選2日間で戦いを終えていた。

そして今大会。地元・北海道でプロ入り後2度目のツアー予選通過を決めた。それが“あの小樽”だからこそうれしさは一層増す。「地元で通って、やっぱりうれしいですね。小樽っていうのが自信にもなるかなと思います」。ジュニアのときに回ることはあまりなかったが、ツアー屈指の名門コースには憧れていた。そんな舞台で4日間を戦い抜けることには胸を張れる。

第3ラウンドの最終ホールには、ピンチもあった。ティショットが大きく曲がり、獲りたいパー5で3打目は林のなかから。それでもグリーンカラーまで運んで、上って下るロングパットを絶妙にタッチを合わせてパーで切り抜けた。「だいぶ落ち着いている気がします」と、これまでは焦りがちだったピンチにも動じずに対処することができている。

来週は主戦場のステップ「山陰ご縁むす美レディース」(31日開幕)に出場する。後半戦への勢いをつけるためにも、北海道で好成績を残したい。

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