
ローマは、チェルシーに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得に関心を示しているようだ。25日、イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じた、
報道によると、ローマのティアゴ・ピントSD(スポーツディレクター)とライアン・フリードキン副会長が、現在ロンドンに滞在している模様。25日に行われたプレミアリーグ第3節チェルシー対ルートン(3-0)戦後、チェルシーの上層部との夕食会が開かれたようだ。また、現地時間26日の午前中にも、正式な交渉の席が設けられるという。ローマは期限付き移籍での獲得を目指しており、買い取りオプションが含まれることは想定内だが、買い取り義務が付くことは望んでいないようだ。
現在30歳のルカクは、2021年8月に当時のチェルシー史上最高額となる移籍金1億1500万ユーロ(約181億円)でインテルからチェルシーに完全移籍。2021-22シーズンは公式戦44試合の出場で15ゴール2アシストを記録したものの、パフォーマンスやクラブへの忠誠心に対する批判が集まり、トーマス・トゥヘル元監督の下で絶対的なレギュラーとしては起用されなかった。
すると、ルカクはわずか1年で古巣への復帰を希望。クラブもその要望に応じ、昨年夏に1年間の期限付き移籍でインテルに復帰した。シーズン前半戦はケガに泣かされたものの、最終的に公式戦37試合の出場で14ゴール7アシストを記録した。
期限付き移籍期間の満了に伴い、今夏チェルシーに復帰したルカク。しかし、本人は退団を希望し、クラブも“高給取り”の放出を望んでいることから、現在はトップチーム練習に参加せず個別での調整が続いている。
インテルはルカクの再獲得に動いていたものの、ユヴェントスからのアプローチを受けたルカクがインテルとの連絡を停止し、このことに“ネッラズーリ”が失望して移籍は破談に。結局、ユヴェントスはチェルシーとクラブ間合意に至っておらず、“ビアンコネロ”入りの可能性も消滅が濃厚だ
また、アル・ヒラルもルカクの獲得に関心を示していたが、ルカク本人がサウジアラビアへの移籍を望まず、アル・ヒラルも代役のセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロヴィッチを獲得したことで争奪戦から撤退した。そのため、チェルシーは完全移籍での売却を諦め、レンタルのオファーに耳を傾けることにしたようだ。