マンC、ポルトガル代表MFマテウス・ヌネス獲得へ約87億円を提示も…ウルブスは拒否

 ウルヴァーハンプトン(ウルブス)が、ポルトガル代表MFマテウス・ヌネスに対するマンチェスター・シティからのオファーを拒否したようだ。24日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 プレミアリーグで前人未到の4連覇を目指すマンチェスター・シティは、今夏の移籍市場でクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオールと同国代表MFマテオ・コヴァチッチの実力者2人を獲得。また、レンヌ所属のベルギー代表FWジェレミー・ドクと長期契約の締結で合意に達したことが明らかになっており、加入が決定的と報じられている。

 そうしたなか、最近になって関心が明らかになったのが、ウルブスでボランチを主戦場に活躍している24歳のヌネスだ。母国の名門スポルティングでプロデビューを飾った同選手は、昨年夏に総額4200万ポンド(現在のレートで約78億円)とも報じられた移籍金でウルブスに加入。初の国外挑戦となった昨シーズンは公式戦通算39試合に出場するなど、中盤の主軸として活躍した。

 今回の報道によると、ヌネスの獲得を目指すマンチェスター・シティは、ウルブスに対し4700万ポンド(約87億円)相当の最初のオファーを提示した模様。しかし、同選手を貴重な戦力と位置付けているウルブスは今回の提示額に納得せず、オファーを拒否したようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、ウルブスが獲得オファーを拒否したことを強調しつつ、マンチェスター・シティがヌネスを“優先ターゲット”と位置付けているため、今後もクラブ間交渉は継続される可能性が高いと指摘している。
 
 2023-24シーズンのプレミアリーグで開幕連勝を飾ったマンチェスター・シティだが、ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネがバーンリーとの開幕節で負傷し、最大4カ月程度の離脱が見込まれている。絶対的司令塔の負傷を受け、中盤の補強を熱望する同クラブは、ヌネスを新戦力として迎え入れることができるのだろうか。移籍市場の閉幕が迫るなか、今後の動向に注目が集まる。

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