クロップ監督がサポーターの応援に苦言「試合はまだ終わってなかったんだ」

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が試合中の一部サポーターによる応援に苦言を呈した。22日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 プレミアリーグ第2節が19日に行われ、リヴァプールはボーンマスと対戦。ホーム『アンフィールド』での開幕戦となったリヴァプールは、3分にビルドアップのミスから失点し、ボーンマスに先行を許したものの、ルイス・ディアスとモハメド・サラーが立て続けにゴールを奪い、リードして後半に突入する。58分にはアレクシス・マック・アリスターがレッドカードを提示され、数的不利での戦いを強いられたが、ディオゴ・ジョッタが追加点を奪取。63分には遠藤航をピッチに送り込んだリヴァプールが、3-1で今季のプレミアリーグ初勝利を挙げた。

 そんななか、リードした後半にクロップ監督が見せた激しいジェスチャーが話題に。試合後の記者会見でその行為の理由を問われた同監督は、「今だから言うけど、私はみんなを愛しているよ。ただ、私のチャントを歌いたければ試合後にバーで、試合終了のホイッスルの後に、どこででも歌ってくれ」と、ビートルズの『アイ・フィール・ファイン』を用いた自身への応援歌を制止するためであったと説明した。

 また、「私たちはリードしていたのに、『ユルゲンがレッズで本当に良かった』という声しか聞こえなかった。試合はまだ終わってなかったんだ!」と述べながら、試合終了を待たずして歓喜に浸っていた一部のサポーターに苦言を呈した。

 これまで数々のタイトルをチームにもたらしてきた名将の、“勝利へのメンタリティ”が垣間見える一幕だった。

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