
<ISPS HANDA・ワールド招待 初日◇17日◇ガルゴルム・キャッスルGC、キャッスルロックGC(北アイルランド)◇6486ヤード・パー72、6231ヤード・パー73>
リンクスのキャッスルロックGCで初日を迎えた西村優菜は、「自分が経験してきたなかで1番か2番という風の強さだった」というタフなコンディションのなか、1オーバーと耐え抜いた。ただ「コースがそこまで難しくはなかったので、伸ばしていかないといけなかった。ちょっと情けない。もうちょっといいゴルフができた」と49位タイという位置には悔いも残す。
序盤はアゲンスト、そこから一気にフォローに変わるなど、大きな状況変化も伴うラウンドで、クラブも3、4番手は変化。そんな一日を「未知の世界でした」とも表現する。ただ問題視するのは、5つあるパー5で、バーディを1つしか奪えなかったこと。「獲れるセッティングだったのに、そこを獲れなかったのは悔しい。この出遅れは痛いなと思いながらショックを受けてます」と反省の言葉が止まらない。
その唯一のバーディだった15番パー5は、ユーティリティでの2打目をピンに絡める大チャンスだった。結果的には1つ伸ばすにとどまったため、やはり「いいショットが打てたけど、それをつなげられなかったのは反省」という言葉が口からこぼれる。
ただカットラインギリギリのところからの浮上を目指す2日目は、雰囲気が一変。林間コースのガルゴルム・キャッスルGCで早朝からプレーする。「まずはしっかり休んで。あしたは違うタイプのコースでマネジメントも変わってくるのでそこに集中しながら。今週は(3日目に)セカンドカットもあるので、そこも意識しながらあした上げていきたい」。気持ちもガラリと切り替えていく。