
チェルシーは、クリスタル・パレスに所属するU-21フランス代表FWマイケル・オリーセ獲得にも迫っているようだ。15日、イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』などが伝えている。
今夏、イングランド代表MFメイソン・マウントやドイツ代表FWカイ・ハフェルツ、クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチなど10人以上を売却したチェルシーは、過去2回の移籍市場に続いて積極的な補強に動いている。
すでにフランス代表FWクリストファー・エンクンクやセネガル代表FWニコラス・ジャクソンなどを獲得したほか、14日には今夏トップチームでは8人目の加入となるエクアドル代表MFモイセス・カイセドを英国史上最高額の総額1億1500万ポンド(約213億円)と見られる移籍金で獲得。さらに、サウサンプトンに所属しているベルギー代表MFロメオ・ラヴィアの獲得にも合意していることが報じられている。
そんななか、チェルシーはかねてより関心を寄せていたオリーセ獲得にも迫っているという。報道によると、チェルシーはオリーセの契約に付随している3500万ポンド(約65億円)の契約解除条項を発動した模様で、同選手本人もチェルシー移籍を希望していることから、移籍は決定的になっているようだ。
現在21歳のオリーセは14歳までチェルシーの下部組織にも所属し、その後レディングの下部組織に加入した。2019年3月にトップチームデビューを果たし、公式戦通算73試合出場で7ゴール14アシストを記録。2021年7月にクリスタル・パレスに完全移籍を果たした。2022-23シーズンは公式戦40試合出場で2ゴール11アシストを記録するなど、中心選手として活躍した。
なお、オリーセは今年6月に行われたUEFA U-21欧州選手権2023でハムストリングを断裂し、手術を受けたことにより、しばらくは戦列離脱を余儀なくされることになるが、マンチェスター・シティからの関心も伝えられていたなか、チェルシーに加入することになりそうだ。