
レアル・マドリードは14日、同クラブに所属しているトルコ代表MFアルダ・ギュレルが手術に踏み切ったことを発表した。
ギュレルは7月に行われたアメリカツアーでのトレーニング中に右ひざを負傷。同29日には右ひざ内側半月板の損傷が確認されていた。当初、各メディアは手術を行う必要性はないと伝えていたものの、クラブとギュレルは手術の実施を決断。今回、右ひざの関節鏡視下(かんせつきょうしか)手術を受けたことが伝えられた。
離脱期間は明かされていないものの、スペインメディア『マルカ』によると少なくとも1カ月半ほどの戦線離脱が予想されている。回復が順調に進めば、9月24日に行われるラ・リーガ第6節、アトレティコ・マドリードとの“ダービー”までにはチームに合流できる見通しだ。
なお、レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、12日に行われたラ・リーガ第1節アスレティック・ビルバオ戦(○2-0)の前に「回復までの時間は決して長くはない」と発言。「彼は小さな問題を抱えており、それを治さなければならない。だが、問題は大きいものではない。すぐに回復できると思う」と話し、軽傷であることを強調していた。
現在18歳のギュレルはフェネルバフチェのアカデミー出身。2021-22シーズンに16歳でトップチームデビューを飾ると、その後は徐々にチーム内での序列を高めていった。背番号「10」を託され臨んだ昨シーズンは、公式戦35試合のピッチに立って6ゴール7アシストをマーク。チームのカップ戦優勝にも大きく貢献した。フェネルバフチェのトップチームでは2シーズンで公式戦通算51試合出場9ゴール12アシストを記録。今夏にレアル・マドリードへの完全移籍を勝ち取っていた。
2列目の中央を主戦場とし、左利きのテクニシャンであることから“トルコのメッシ”とも称されているギュレル。レアル・マドリードでの公式戦デビューはもう少し先となりそうだ。