
アタランタが、ミランに所属するベルギー代表MFシャルル・デ・ケテラーレの獲得に大きく近づいているようだ。11日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
現在22歳のデ・ケテラーレは母国のクラブ・ブルッヘの下部組織で育成年代を過ごし、2019年9月に弱冠18歳でトップチームデビューを飾った。2020-21シーズンから攻撃の主軸に定着すると、翌2021-22シーズンは公式戦通算49試合の出場で18ゴール10アシストをマーク。この際立った活躍が高く評価され、昨年夏には3500万ユーロ(約54億円)の移籍金でミラン加入を果たした。
イタリアの地での活躍に大きな期待が寄せられたデ・ケテラーレだったが、新天地での適応に苦戦。昨季は公式戦通算40試合に出場したものの、0ゴール1アシストでスタメン起用も13試合に留まるなど、ミランでの初年度は不本意な結果に終わった。
今回の報道によると、そんなデ・ケテラーレにかねてから関心を寄せていたアタランタが、獲得に大きく近づいているようだ。アタランタはデ・ケテラーレを買取りオプション付きのレンタル移籍で獲得することを目指しており、レンタル料300万ユーロ(約4億円)、買取りオプションを行使する際は2300万ユーロ(約36億円)+ボーナス400万ユーロ(約6億円)を支払うことでミランと合意に達したとのこと。予定通りに事が進めば、来週の初めにデ・ケテラーレはメディカルチェックを受けることになるようだ。
なお、アタランタはデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドをマンチェスター・ユナイテッドに売却し、マリ代表FWエル・ビラル・トゥーレやイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカを新たな“ストライカー”としてチームに迎え入れている。果たして、アタランタはデ・ケテラーレを新たな攻撃の“ピース”として加えることとなるのだろうか。