バイエルンがケイン獲得を正式発表! 移籍金はクラブ史上最高額の約159億円超えか…背番号は「9」に決定

 バイエルンは12日、トッテナムからイングランド代表FWハリー・ケインを完全移籍で獲得したことを発表した。

 今夏の移籍市場でストライカーの補強を目指していたバイエルンが、ヨーロッパ屈指の“点取り屋”の獲得に成功した。クラブの発表によると、契約期間は2027年夏までの4年間。背番号は「9」に決まった。

 今回の決定を受け、ケインはクラブの公式サイトで「バイエルンの一員になれてとても幸せだ。バイエルンは世界有数のクラブであり、僕は以前から自分のキャリアの中の最高レベルで自分を証明したいと言ってきた。そして、このクラブには勝者のメンタリティーがある。ここにいられて本当に良い気分だよ」とコメント。現地での報道によれば、12日に行われるドイツ・スーパーカップのメンバーに入り、デビューを飾る可能性もあるようだ。

 ドイツメディア『スカイ』によると、移籍金は1億ユーロ(約159億円)を超えるとのこと。この金額は、2019年夏にフランス代表DFリュカ・エルナンデス(現:パリ・サンジェルマン)を獲得する際に費やした8000万ユーロ(約127億円)を上回る、バイエルンのクラブ史上最高額となる。

 現在30歳のケインはトッテナムの下部組織で育成年代を過ごし、下部リーグへの複数回のレンタル移籍を経て、2013年夏からトップチームに定着した。背番号「10」を託され臨んだ2015-16シーズンには、プレミアリーグで25ゴールを記録し、自身初の得点王に輝く。その後も韓国代表FWソン・フンミンと共に強力な前線を形成し、2016-17シーズンと2020-21シーズンにもプレミアリーグ得点王のタイトルを獲得した。

 昨シーズンもチームが苦戦を強いられたなか、序盤戦からゴールを量産。プレミアリーグでは得点ランキング2位となる30ゴールをマークした。トッテナムでは公式戦通算435試合に出場し、クラブ歴代最多の280ゴールを記録。前線の主軸としてチームを牽引し続けた。

 また、2015年3月にデビューを飾ったイングランド代表では、これまで国際Aマッチ通算84試合に出場し、歴代最多となる58ゴールをマークしている。FIFAワールドカップロシア2018では6ゴールを挙げて大会得点王に輝き、チームのベスト4進出に大きく貢献した。昨年のFIFAワールドカップカタール2022では5試合の出場で2ゴール3アシストをマーク。EUROにも2度出場している。

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