
米国男子ツアーのプレーオフ初戦「フェデックス・セントジュード選手権」は、米テネシー州メンフィスのTPCサウスウインドで開催される。その開幕を2日後に控えた現地時間8日(火)の午後、同コースのクラブハウスで会長のジェイ・モナハン氏と選手によるミーティングが行われた。
同大会に出場するのはフェデックスポイント上位70名だが、ミーティングの出席者は約25名のみにとどまった、とAP通信が伝えた。
6月6日、PGAツアーとDPワールド(欧州)ツアーがサウジアラビアの政府系ファンドのPIFとの統合を電撃的に発表。その後、モナハン会長は体調を崩し職務から離れていた。無事に回復し、復帰してから初のミーティング。前日には2024年シーズンのスケジュールが発表されたばかりだった。
PIFは「LIVゴルフ」を全面的にバックアップするが、反LIVゴルフの急先鋒としてPGAツアー側に立っていたローリー・マキロイ(北アイルランド)は、トレーニングを終えたばかりの姿でミーティングが終了するわずか数分前にクラブハウスへ入っていったことが確認された。マキロイと同様に、選手理事会のメンバーであるパトリック・キャントレー(米国)もミーティングには出席しなかった。
リッキー・ファウラー(米国)はミーティングに出席した選手の一人だが、「まだ誰も統合の詳細を分かっておらず、僕らは何も知らない」とコメント。さらに「今は僕らのリーダーを信頼して、これから進む未来がベストな選択であることを願うしかない」とした。
ミーティングに多くが出席しなかった理由の一つには、事前にモナハン会長と電話で話をしていたことがあがっているが、「期待していたよりも出席者は少なかった」とファウラーは話した。