インテル、バイエルンからスイス代表GKゾマーを獲得! “新守護神”と3年契約を締結

 インテルは7日、バイエルンからスイス代表GKヤン・ゾマーを完全移籍で獲得したことを発表した。

 今夏の移籍市場で、元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ(現:マンチェスター・U)と元スロベニア代表GKサミール・ハンダノヴィッチが退団したインテルが、待望の“新守護神”を確保した。契約期間については明かされていないが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、2026年6月30日までの3年契約を締結したとのこと。また、移籍金は600万ユーロ(約9億4000万円)に上る見込みとイタリアメディア『スカイスポーツ』は伝えている。
 
 現在34歳のゾマーは母国の名門バーゼルの下部組織出身で、2007年夏にトップチーム昇格。その後は複数回のレンタル移籍を経験しつつ、同クラブで公式戦通算170試合に出場した。2014年夏にボルシアMGに完全移籍加入すると、初の海外挑戦ながらすぐさま主力に定着。絶対的守護神として約8年半に渡ってチームを支え、公式戦通算335試合でゴールを守った。

 今年1月にはバイエルンへの完全移籍を決断。ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーを負傷離脱で欠くチームで加入直後から正GKとして活躍し、シーズン後半戦のみの在籍ながら公式戦25試合に出場した。クラブのブンデスリーガ11連覇にも大きく貢献している。また、2012年5月にデビューを飾ったスイス代表では、ここまで国際Aマッチ通算83試合に出場。3度のFIFAワールドカップと2度のEUROを経験している。

 初のセリエA挑戦が決まったゾマーは、インテルのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「僕がインテルに来るきっかけとなった理由はいくつかある。ここは偉大な伝統を持っており、イタリアと世界レベルにおける重要なクラブだ。インテルのようなクラブでプレーすることは、僕のキャリアにおいて新たな挑戦を意味している。『サン・シーロ』でプレーし、ファンと会い、ミラノの雰囲気を体感するのが待ちきれないよ」

「このクラブでプレーした伝説的GKが何人もいる。このユニフォームを着て、『サン・シーロ』のファンの前でプレーすることを楽しみにしている。これこそが僕が望んだことだ。ここに来ることができて嬉しいし、インテルでプレーできることを誇りに思う。ファンのみんながスタジアムにもたらす偉大な力を感じるのが待ちきれない」

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