ジャスティン・トーマス プレーオフシリーズをかけた18番で劇的なラスト!?

米国男子ツアーレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」開始時点で、フェデックスカップランキング79位と、プレーオフシリーズ進出圏外にいたジャスティン・トーマス(米国)。米国男子ツアー公式インスタグラムでは、プレーオフシリーズ進出がかかった最終ホールの様子が公開された。
初日イーブンパーと出遅れたトーマスだったが、2日目「65」、3日目「66」をマークし、トータル9アンダーの11位タイで最終日を迎えた。トーマスは、6番でバーディ、15番でイーグルを奪いこの日もスコアを伸ばすも、16番で痛恨のボギ―。17番をパーで凌ぎ、プレーオフシリーズ進出のため、18番でバーディを奪わなければならない状況となった。

18番のティショット。ティグランドの右側に立ち、フェードボールでフェアウェイをとらえようとしたものの、ボールは曲がり切らず左の林の中へ。1本目の動画に映る場所から、セカンドを打たなければならなくなった。

トーマスはインテンショナルフックで林からの脱出、2オンを試みる。ボールはトーマスが意図したとおりの軌道を描き、グリーンに迫るも、わずかに届かず花道で止まった。しかし、チップインバーディは狙えるポジション。大会前に「米国男子ツアー史上最もクレイジーなエンディングにする」と話していた、劇的なラストを迎える準備は整った。

残り34ヤード。トーマスの放ったボールはピン手前10ヤードあたりに着弾し、バウンドしながらピンにまっすぐ向かっていく。そのままカップイン……と思いきや、ボールの勢いでピンに弾かれてしまい、バーディ奪取ならず。トーマスは地面に倒れこんで悔しそうなリアクション。観戦していた祖母も残念そうなリアクションを見せたが、最後まで戦い抜いた孫を誇るように拍手を送った。

トーマスはトータル11アンダーの12位タイでのフィニッシュ。62.5ポイントを獲得したものの、第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」への出場圏内の70位にわずか10ポイントほど届かずフェデックスカップランキング71位となる見込みだ。トーマスがプレーオフシリーズ進出を逃がすのは2014年以来のこと。今季の悔しさを胸に、トーマスがどんな来季を過ごすか目が離せない。

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