
パリ・サンジェルマン(PSG)は、バルセロナに所属するスペイン代表FWアンス・ファティに関心を示しているようだ。6日、スペイン紙『アス』が報じている。
バルセロナの下部組織出身で現在20歳のA・ファティは、2019年8月にわずか16歳298日にしてプロデビューを飾り、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ退団後には背番号「10」を着用。しかし、近年は度重なる負傷離脱に苦しんでおり、大きな期待とは裏腹に継続性のあるパフォーマンスを発揮することができていない。
昨季は公式戦51試合に出場し10ゴール4アシストをマークしているものの、スタメン起用はそのうち14試合のみ。同ポジションのライバルたちの活躍もあり、チーム内での序列はそれほど高くないのが現状で、新シーズンもベンチスタートがメインになるとも報じられている。
そんななか、A・ファティにPSGが関心を示している模様で、獲得に向けた準備を進めているとのこと。バルセロナからフランス代表FWウスマン・デンベレを獲得することが決定的となっているPSGが、再びバルセロナから引き抜きを狙うようだ。A・ファティはかねてからバルセロナ残留を希望しているものの、バルセロナは深刻な財政難に陥っており、適切な金額でのオファーが届けば売却を検討する可能性があるという。また、A・ファティの代理人を務めるホルヘ・メンデス氏も数カ月にわたってA・ファティの移籍に関する調整を行ってきたようだ。
PSGから関心を寄せられているA・ファティだが、果たしてどのような結末を迎えることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。