
レアル・ソシエダは2日、ライプツィヒからポルトガル代表FWアンドレ・シルヴァをレンタルで獲得したことを発表した。
レンタル移籍の期間は2024年6月30日までの約1年間。契約には買い取りオプションも付随している。なお、スペイン紙『マルカ』によると、買い取りオプション行使に必要な金額は1500万ユーロ(約23億円)に設定されているようだ。
現在27歳のA・シルヴァは母国の名門ポルトの下部組織で育ち、2016年7月にトップチーム昇格を果たした。翌年夏にはミランへ完全移籍で加入したものの、際立った活躍を見せることができず、その後はセビージャ、フランクフルトへのレンタルを経験。2020年9月には完全移籍でフランクフルトに加入した。約2年間を過ごしたフランクフルトでは、公式戦通算71試合の出場で45ゴール15アシストをマーク。2021年夏にライプツィヒに移籍すると、その後の2シーズンで公式戦通算95試合に出場し、26ゴール17アシストという成績を残した。
また、2016年9月にデビューを飾ったポルトガル代表では、ここまで国際Aマッチ通算53試合に出場し19ゴール4アシストをマーク。FIFAワールドカップを2度、EUROを1度経験している。
新天地が決まったA・シルヴァは、レアル・ソシエダのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「とても幸せだよ。ラ・リーガ、そしてラ・レアルでプレーすることは僕が望んでいた一歩だからね。2年前にこのスタジアムでプレーした時に、とても良いエネルギーを感じたんだ。ここに戻って来れたこと、そしてすぐに試合ができることに興奮しているよ。ラ・レアルはここ数年に渡って好調を維持している。僕はクラブの目標をより大きくするためにここに来たんだ。最近達成されたことによって、人々が幸せになっていることは理解している。僕のエネルギーによって、彼らがさらに幸せになることを願っているよ」
昨シーズンはラ・リーガで4位という好成績を収め、10年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したレアル・ソシエダ。しかし、昨シーズンの公式戦で通算16ゴールを挙げたノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートが今夏にビジャレアルに電撃移籍。新シーズンに向けては、後釜となるセンターフォワード(CF)の補強が急務となっていた。
【動画】レアル・ソシエダがセルロートの“後釜”を確保!