
チェルシーに所属するU-21イングランド代表DFレヴィ・コルウィルが、2022-23シーズンにレンタル移籍していたブライトンに向け、メッセージを送った。
現在20歳のコルウィルは、U-9からチェルシーの下部組織に所属。2021-22シーズンにレンタル移籍先のハダースフィールド(2部)でレギュラーとして活躍すると、昨季はブライトンへとレンタル移籍を果たし、クラブ史上初となるヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献した。
移籍期間の満了に伴い、今夏チェルシーに復帰したコルウィルだが、新シーズンも引き続きチームにとどめたいブライトンから関心が寄せられ、2度目のオファーではクラブ史上最高額となる4000万ポンド(約73億円)を提示したことが報じられていた。しかし、トップチームでの公式戦出場はまだないものの、コルウィルを長期計画の一部と考えているチェルシーは、売却はしない方針であることを明確にしており、今夏の残留は濃厚と見られていた。
そんななか、先日には公式インスタグラムのアカウントのトップ画像がブライトン時代の写真からチェルシーのユニフォーム画像に変更となったことが話題になっていたコルウィルは、インスタグラムを更新。昨シーズンを過ごしたブライトンに向け、改めて感謝を綴った。
「ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンへ。昨シーズン、クラブの成功に少しでも貢献できたことを誇りに思う。あなた方は誰もくれなかったプレミアリーグでプレーする機会を与えてくれた。最初にクラブに連れてくれたグレアム・ポッター(前監督)と、成長するために最適な場所にしてくれたスタジアムと練習場の従業員全員に感謝をする」
「ファンのみんなは、いつも応援してくれた! チームに入ってから、みんなの継続的なサポートのおかげでミスを恐れることなく、安心して自分のやりたいようにプレーができた。世界最高のリーグで輝き、自分の能力を示すための舞台を与えてくれた。みんなが僕を支えてくれたことを忘れることはない」
「最後にロベルト・デ・ゼルビ、毎日僕に挑戦させてくれた! あなたは僕にフットボールを違う視点から考えさせる見方を教えてくれた。あなたには感謝してもしきれない。改めてありがとう」
なお、コルウィルはチェルシーとの契約延長に近づいていることが明らかになっており、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、2029年6月30日までとなる新契約にサインしたことも伝えられ、正式発表は時間の問題と見られている。去就には注目が集まっていた同選手だが、新シーズンからはチェルシーでプレーすることが決定的となっている。