
パリ・サンジェルマン(PSG)が、バルセロナに所属するフランス代表FWウスマン・デンベレの獲得に関心を寄せている模様だ。29日、移籍市場に詳しいイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のツイッターで伝えた。
デンベレとバルセロナは2022年7月に契約を延長し、現行契約は2024年6月30日に満了を迎える。バルセロナはデンベレの契約解除金を5,000万ユーロ(約77億5,000万円)に設定しているが、この条項は7月31日まで。8月からは契約解除金が1億ユーロ(約155億円)に上昇する。
一部メディアでは合意報道なども出ているが、現時点ではPSGとデンベレ側に具体的な合意はない模様。ロマーノ氏は、バルセロナがデンベレ側に新しい契約をオファーしていると指摘し「全てはデンベレ次第だ」と伝えている。
練習への遅刻や生活習慣の乱れなどで批判されることも多かったデンベレだが、最近はバルセロナでプレーを続けるべく前向きな姿勢を見せることも少なくない。一方、バルセロナは現在も財政的に苦しい状況にあり、選手の“現金化”も選択肢として否定できない。いずれにしても、契約解除金が倍に跳ね上がる前の7月31日が、デンベレの去就に関する注目ポイントになりそうだ。