
パリ・サンジェルマン(PSG)が、アタランタ所属のデンマーク代表FWラムラス・ホイルンドの獲得を狙っているようだ。27日、イギリスメディア『スカスポーツ』が伝えている。
現在20歳のホイルンドは、身長191cmを誇る大型のセンターフォワード(CF)。昨年夏にアタランタに加入すると、程なくしてスタメンに定着し、昨シーズンは公式戦通算32試合の出場で10ゴール4アシストを記録した。また、昨年9月にはデンマーク代表にもデビュー。ここまで国際Aマッチ通算6試合に出場し、6ゴールを挙げている。
ホイルンドに対しては、マンチェスター・Uからの熱烈な関心が明らかに。今夏の移籍市場でストライカーの補強を目指している同クラブは、かねてから交渉を進行し、既に選手本人とは個人条件で合意に達しているとも報じられている。また、26日のイギリスメディア『アスレティック』によると、マンチェスター・Uはアタランタに対し、5000万ユーロ(約78億円)の固定費+1000万ユーロ(約15億円)のアドオンという条件のオファーを口頭で提示した模様。現在は次なる交渉に向けた準備が進められているようだ。
そうしたなか、PSGもホイルンド獲得に向けた動きを見せているという。ルイス・エンリケ新監督を迎えた同クラブは、フランス代表FWキリアン・エンバペの去就が不透明となっていることもあり、前線の補強を希望しているとのこと。ホイルンドの名前もリストアップされており、現地時間27日には5000万ユーロ(約78億円)のオファー提示に踏み切ったようだ。現在PSGはアタランタ側の返答を待っているようだが、今回の金額以上を改めて提示する可能性は低いと『スカイスポーツ』は指摘している。
なお、アタランタはホイルンドの移籍金として、少なくとも7000万ユーロ(約109億円)を望んでいるという。