山下美夢有は“パター4本”と初フランス 今季2度目のメジャーに「とりあえず思い切って」

<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇26日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
 
今季メジャー初出場だった「全米女子オープン」では予選落ちに終わった山下美夢有。悔しさとともに日本ツアーに戻り、「大東建託・いい部屋ネットレディス」では5位タイフィニッシュ。そして再び、メジャーの地に帰ってきた。
リゾート地ともいわれるエビアン。コースからはフランスとスイス国境にあるジュネーブ湖を見下ろす絶景が見られ、ペブルビーチとはまた異なる景色に心が躍る。「いつも日本なので、たまに来るとやっぱりテンションは上がります(笑)。めっちゃきれい」と景観美を楽しみながら、今季2度目のメジャー大会での好成績も目指す。
 
全米女子オープンでは、ショートゲームの技術不足を実感した。日本は砲台のグリーンだが、海外のコースはその逆。アプローチの落としどころが下り傾斜になることが多く、それに対応する技が必要と感じた。
 
このエビアンでも「けっこう傾斜も強いので、外すところによってはアプローチも難しくなる」と警戒。持ち味とするショットの精度を生かしながら、ショートゲームでカバーするという戦略を練っている。
 
以前は2本で悩んでいたパターも、今回は4本を持ち込んだ。今季4勝を飾っているエースパターのオデッセイ『ホワイトホットOG 2ボールブレード』のほかに、メーカーの違うブレード型2本とマレット型を揃えた。「パターをどれにしようかと考えている感じ」と、コース上や練習グリーンでの確認に時間をかけ、最終的にはエースパターを選択したというが、この細かい調整も、悔しさが残った西海岸戦を踏まえてのことでもある。
 
日本ツアーではポイントランキングトップを走る21歳。「とりあえず思い切って、いまやっていることをしっかり信じてプレーするだけだなと思います」と意気込み、“女王”としての存在感を見せつけていく構えだ。(文・笠井あかり)

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