バイエルンOBが補強対象のFWケインを焚き付ける「トッテナムよりもタイトル獲得のチャンスがある」

 現役時代はバイエルンやドイツ代表で活躍したバスティアン・シュヴァインシュタイガー氏が、バイエルンの補強対象となっているトッテナムに所属するFWハリー・ケインについて言及した。23日、ドイツメディア『スカイ・スポーツ』が報じている。

 昨シーズン終了後に退任したオリヴァー・カーン元CEOが「ストライカーを補強するためにあらゆることを試したが、うまくいかなかった」と認めように、今夏の移籍市場でもFWロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)と“同格の9番”を探し求めるバイエルン。これまでに、FWヴィクター・オシムヘン(ナポリ)やFWニクラス・フュルクルク(ブレーメン)らの名前が挙がっていたものの、ここ数週間はFWハリー・ケインの話題で持ち切りだ。すでに2度のオファーを提示しており、ロンドン市内でトッテナムのダニエル・レヴィ会長と直接交渉に及んだことも報じられていた。

 そのような中で、クラブレジェンドが口を開いた。バイエルンで公式戦通算500試合以上に出場し、多くのタイトルを獲得したシュヴァインシュタイガー氏は「ハリー・ケインはその穴を埋められる選手だと思う。もちろん問題は、彼が最終的にバイエルン・ミュンヘンを選ぶかどうかだ」と古巣が抱える問題を解決できる補強と語った。

 また同氏は、ケイン本人の移籍動機にも言及。主要タイトル獲得を夢見るケインに対して「言うまでもなく、トッテナムよりもバイエルンでの方が主要タイトルを獲得できるチャンスがある」と焚き付けた。さらに「彼はゴールがどこにあるか知っているんだ。どの位置からでもゴールを決められる選手。頭でも、右でも、左でも。そういう意味では、すでにとてもフィットしていると言えるね」と見解を示している。

 昨シーズンは前人未到のブンデスリーガ11連覇を達成した反面、チャンピオンズリーグではベスト8敗退に終わったバイエルン。4年ぶりのビッグイヤー戴冠を目指す新シーズン、やはりカギは、大きすぎる“9番”の穴を埋められるかどうかだろう。

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