
バイエルンに所属するベテラン選手からクラブに不満が噴出しているようだ。21日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
今夏の移籍市場で、マンチェスター・Cに所属するイングランド代表DFカイル・ウォーカーの獲得を画策中と報じられているバイエルン。一部メディアからは、両者が口頭で合意しており、残るはクラブ間合意のみとも報道されている。
しかし同紙によると、ウォーカー獲得交渉の内容にドイツ代表GKマヌエル・ノイアーやドイツ代表FWトーマス・ミュラーなどのベテラン選手が不満を抱いている模様。バイエルンには、30代の選手に1年間の契約しか与えられないというルールが存在していたが、今回はウォーカーに対して「2年契約+1年の延長オプション」を提示しているようで、習わしを無視したクラブに憤慨しているようだ。
ノイアーとミュラーの両者は以前からバイエルンとの長期契約を望んでいたものの、ともに契約は2024年6月までとなっており、ウォーカーへの提示内容が事実であればクラブ内で大きな火種になると見られている。
現在33歳のウォーカーは、2017年夏にトッテナムからマンチェスター・Cに加入。ここまで公式戦通算254試合出場6ゴール18アシストという成績を残し、数々のタイトル獲得に大きく貢献している。そんな同選手だが、在籍6年目の2022-23シーズンは、ジョゼップ・グアルディオラ監督の元で出場機会が減少。2024年夏の契約満了を待たずしての退団も噂されており、去就に注目が集まっている。