
ラツィオに所属するイタリア代表FWチーロ・インモービレにサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)移籍の可能性があるようだ。13日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
現在33歳のインモービレは2016年7月からラツィオでプレー。長年チームの“エース”として君臨し、クラブの象徴的な存在となっている。昨季も公式戦38試合出場で14ゴール7アシストとチームの攻撃陣を牽引した。
しかし、そんなインモービレにサウジ移籍の可能性が浮上しているようだ。今回の報道によると、SPLに所属するアル・シャバブがインモービレの獲得に興味を示している模様で、1シーズン当たり手取り1500万ユーロ(約23億円)に加え、ボーナスとして500万ユーロ(約8億円)を用意しているという。
ラツィオのクラウディオ・ロティート会長はイタリア紙『Il Messaggero』でこの移籍の噂について言及し、「インモービレへの正式なオファーはまだ受けとっていない。彼は私の息子のようなものだ。売り物ではない」と売却の意志が無いことを強調した一方で、「私を誘惑する唯一の方法は、5000万ユーロ(約77億円)のオファーだ。しかしその金額でさえ、私は確信が持てないけれどね」とコメント。売却の可能性がゼロでは無いことを示唆した。
ラツィオで長年主力として活躍を続けたセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチに続き、“エース”であるインモービレもサウジへと活躍の場を移すこととなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。