
7月6日、Jリーグとサポーティングカンパニーであるショートムービープラットフォーム『TikTok』のコラボレーションイベント『Jリーグ30周年記念イベント~おかわりwith TikTok~』が行われた。
Jリーグ30年の歴史を振り返る当イベントには、Jリーグ開幕期に活躍したラモス瑠偉さん、昨年まで現役選手として活躍した槙野智章さん、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さん、TikTokクリエイターのウンパルンパさんが登壇し、平畠さんの進行でトークセッションを行った。
1977年に来日したラモスさんは、Jリーグ開幕前の日本サッカーについて「観客は120人ぐらいで、ほぼ身内だった」と回顧。そこから1993年5月15日の華々しいJリーグ開幕を経験し、「いろいろな映像が今も頭の中に浮かんできます。開幕戦の選手入場でグラウンドに入った瞬間は鳥肌が立ちました」と振り返った。
Jリーグを見てサッカーを始めたという槙野さんは、日本代表の森保一監督を「憧れの選手だった」と語り、「小学校にサッカークリニックで来てくれて、僕の頭をポンポンと触りながら『サッカー頑張れよ』と言ってくれたんです」というエピソードを披露した。
トークセッションの後は、Jリーグ開幕当初に話題を呼んだテレビCM『Jリーグカレー』にちなんだTikTokのエフェクト、『ラモスなりきりエフェクト』が発表。TikTok上で『ラモスなりきりエフェクト』を選択して撮影するだけで、撮影対象者がラモスさんになりきることができるエフェクトで、槙野さんがラモスさんに“なりきる”エフェクト動画も披露された。
ラモスさんは『Jリーグカレー』のCMについて「16時間かかった」と撮影秘話を明かしたが、槙野さんは「これは10秒でできた」とその手軽さを語り、ウンパルンパさんは「めちゃくちゃ面白いですね。いろいろなエフェクトがある中で、ここまでリアルに表せるのはなかなかないです!」と完成度の高さに驚いていた。
その後はJリーグとTikTokが6月13日から6月21日にかけて行っていた『TikTok Cup 2023 1st Stage』の結果発表も行われた。
槙野さん率いる『J.LEAGUE United』とウンパルンパさんが率いる『FC TikTok』がスキル部門、グルメ部門、推し部門の3部門でショートムービー対決を行ったもので、結果はスキル部門がFC TikTok、グルメ部門と押し部門はJ.LEAGUE Unitedが制し、J.LEAGUE Unitedが優勝。トロフィーを受け取った槙野さんは「もっと面白いことを発信して、ファン・サポーターを喜ばせていきたい」と笑顔を見せた。
イベントを振り返り、ウンパルンパさんは「サッカーを知らない方にTikTokを通じて知ってもらい、面白さを感じてもらって、もっとたくさんの方にスタジアムに来てほしい」とコメント。
自身のエフェクトが発表されたラモスさんは「面白かったね。僕も動画のネタを考えてみようかな」と、今後の動画制作に含みを持たせた。