
イングランドの男子プロサッカーチームにおいて史上初となる女性指揮官が誕生したようだ。4日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
EFLリーグ2(イングランド4部相当)のフォレストグリーン・ローヴァーズは、ダンカン・ファーガソン前監督の退任を受け、これまで同クラブのアカデミーで指揮官を務めてきた、ハンナ・ディングリー氏がトップチームの暫定監督に就任することを発表した。UEFAプロライセンスを持つ同氏は、イングランド4部リーグの男子チームを率いる初の女性指揮官となる。
クラブのオーナーであるデイル・ビンス氏は、「ハンナがトップチームの暫定監督になるのは我々にとって自然な選択だった。彼女は我々のアカデミーを率いて素晴らしい仕事をしてくれたし、クラブの価値観とよく一致している」とディングリー氏への信頼を口にした。続けて、「この人事が実力主義で行われたことにより、我々は新たな可能性を切り開くことになる。そしてハンナはイングランド男子サッカー界初の女性指揮官となるだろう」と述べ、今回の任命は実力によるものであることを強調している。
また、ディングリー氏も就任に合わせてコメントを発表。「本当にワクワクしています」と率直な感想を明かしながら、「フットボール界はエキサイティングな時期にあります。このような先進的で前向きなクラブを率いてステップアップできる機会に感謝しています」と謝意を示した。