キンクミのお墨付き? 藤本麻子が最長ブランクV更新へ「遠慮なくいきます(笑)」

<資生堂 レディスオープン 3日目◇1日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6605ヤード・パー72>

キンクミを超えろ! 2011年以来の2勝目を狙う藤本麻子が6バーディ・4ボギーの「70」をマーク。トータル7アンダー・首位タイでムービングデーを乗り切った。
前半は「本気で帰りたかった」というほどの大雨に見舞われた。首位と2打差の3位でスタートしたが、わずか7ホールで4つものボギーを叩き、あっという間に首位戦線から離脱した。だが、天候の回復に伴い、藤本の調子も上がっていった。

「雨が止んでくれたと同時に、8番でいいバーディパッドが決まってくれた」とこれを反撃ののろしとすると、後半では5バーディを奪う“固め打ち”。絶大な信頼を置くハウスキャディさんとのコンビネーションも健在で、「『麻子ちゃんは強そうに見えてビビりだから』って。出会って1週間も経ってないのに、もうバレちゃってる。任せっきりです(笑)」と、後半の猛チャージに導いてくれた。

それに優勝で報いたいのはもちろんだが、もうひとつ、藤本のモチベーションになっていることがある。今大会で優勝すれば2011年「伊藤園レディス」以来、11年231日ぶりのブランクV。1つ年上の金田久美子が昨年「樋口久子 三菱電機レディス」で記録した11年189日のツアーレコードを塗り替えることになる。

「久美子ちゃんに了承は得ているので。『麻子なら塗り替えていいよ』って。もう遠慮なくいきたいと思います(笑)」。ともに長らくツアー最前線で戦い続けてきた。2勝目に届きそうで届かない、苦しい期間をともに過ごしてきた“戦友”同士。キンクミからのたすきはしっかりと受け取った。

昨年は金田に加えて、藤田さいきも11年ぶりの優勝。今年も30代の申ジエ(韓国)、青木瀬令奈、穴井詩が勝利を挙げており、若手隆盛のツアーでベテランも存在感を放っている。藤本もこの絶好機を逃すわけにはいかない。

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