スペイン代表DFパウ・トーレス、アストン・ヴィラ加入が決定的に…5年契約で合意か

 アストン・ヴィラが、ビジャレアル所属のスペイン代表DFパウ・トーレスの獲得に近づいているようだ。29日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 現在26歳のパウ・トーレスはビジャレアルの下部組織出身で、2017年11月にトップチームデビューを果たした。マラガへの武者修行から復帰した2019-20シーズンに左センターバック(CB)の主力に定着すると、ここまで公式戦通算173試合に出場し12ゴール5アシストをマーク。2020-2021シーズンはクラブ史上初となるヨーロッパリーグ(EL)制覇にも大きく貢献した。

 クラブとの現行契約を2024年6月末まで残している“生え抜き”DFを巡っては、選手本人が代理人に退団意思を通達したと報じられるなど、今夏の移籍の可能性が浮上。ユヴェントスからの関心も明らかになるなか、かつて共にEL制覇を成し遂げたウナイ・エメリ監督率いるアストン・ヴィラが、獲得交渉を優位に進めていることが明らかになっていた。

 そして今回の報道によると、アストン・ヴィラはパウ・トーレスの獲得でビジャレアルと合意に達した模様。個人的な条件についても既に選手本人と合意に至っており、今週中の契約締結が決定的となったようだ。なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、契約期間は2028年6月30日までの5年間になる可能性が高いという。現在は両クラブ間で書類の準備が進んでおり、メディカルチェックも予定されているようだ。

 2022-23シーズンは、途中就任したエメリ監督のもとで勝ち点を積み上げ、最終的には7位でカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得したアストン・ヴィラ。さらなる飛躍を期す新シーズンに向けて、頼れるCBが加入することとなりそうだ。

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