
ミランは、アトレティコ・マドリードに所属するスペイン代表FWアルバロ・モラタに関心を寄せているようだ。28日、スペイン紙『アス』が報じている。
1992年10月23日生まれのモラタは現在30歳。これまでに、レアル・マドリードやチェルシー、ユヴェントスでプレーした同選手は2020年冬にアトレティコ・マドリードに加入した。昨シーズンは公式戦45試合に出場し15得点を挙げると、スペイン代表として臨んだ昨年11月のカタールW杯でも、グループリーグ全3試合でゴールをマーク。この活躍もあり、アトレティコ・マドリードと2024年夏に満了を迎える現行契約を2年間延長することで合意に達したことが伝えられていた。
そんなモラタに対して、ミランとユヴェントスの2クラブが関心を寄せているようだ。かつて、2度に渡り在籍したユヴェントスでクラブ公式戦通算59得点39アシストを記録したことは、未だにセリエA内で高い人気を誇っている要因とのこと。『アス』は、とりわけ、ミランが同選手獲得を検討していると指摘。当初はボルシアMGに所属するFWマルクス・テュラムをターゲットに据えていたものの、インテル行きが濃厚となったことで、シフトチェンジしたと報じている。
またミランは、補強候補としてウェストハムに所属するFWジャンルカ・スカマッカの名前も挙げているという。『アス』によると、ミランはMFサンドロ・トナーリを売却して得た7000万ユーロ(約110億円)以って、『9番』の獲得に乗り出す模様。アトレティコ・マドリードはモラタを市場に出してはいないが、近々ミランが接触を図ることが予想されているようだ。
モラタ本人はアトレティコ・マドリードでの日々に満足しているようだが、妻のアリス・カンペッロ氏はヴェネツィア出身で、2人の出会いもユヴェントス時代ということもあり、イタリアに対して望郷的な感情を抱いているのも確かなようだ。今夏、数々のビッグクラブを渡り歩いた“流浪の点取り屋”の去就に注目が集まっている。