覚悟決めた青木瀬令奈「ハラをくくってやり切ろう」 不振脱出の糸口つかんで前年V大会に臨む

<資生堂 レディスオープン 事前情報◇28日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6605ヤード・パー72>
 
昨年覇者・青木瀬令奈は不振脱出のきっかけをつかんで今大会を迎えた。今季は開幕3試合目で優勝と順調なスタートを切ったが、その後はトップ10入りが1回だけ。4試合連続を含めて、6度の予選落ちを喫した。前週も53位タイと成績は芳しくなかったが、最終日は3連続バーディ締めで復調のサインを見せた。
「どの選手も行ったり来たりだと思うんです。ボールがつかまらなくなれば、練習でフック系のボールを打ってストレートに近づける。それが行き過ぎたら逆をやって…」と、青木は悩みを明かした。
 
最近はアウトサイドイン軌道が強く、スライスあるいは左へ打ち出して左へ曲がるミスが悩みだったという。悪いクセを分かってはいても、試合中にスイングの調整をするのは難しい。だが前週の最終日は「ハラをくくって、やりたいことをやり切ろう」と決意。結果として、アウトコースを回った後半はかなり手ごたえのあるプレーができたという。
 
3連続バーディとなった最終9番パー3はティアップしてフェアウェイウッドを打つという最もミスが出ていた状況だったが、ピン左6メートルにナイスオン。「193ヤードを5Wでした。ピンに出て軽くドローのイメージが、少し左に出てほぼストレートだったんですけど、距離も合っていました」と振り返ったように、いいイメージで連覇がかかる大会を迎えることができたのは大きな好材料。
 
ところで青木は、ツアーで訪れた各地の神社へのお参りを欠かさないという。この日のプロアマ後にも訪れる予定で、「どこに行くかはまだ決めていないんですけど、風属性で探そうと思います」と話す。
 
神社にも、各個人にも属性があり、そこには相性があるとされている。「調べ方がふたつあって、私の場合は風属性か、水属性なんですけど、風属性の神社ならどちらでも相性がいいんです」。ちなみにキャディーを務める大西翔太コーチは風属性で、やはり風属性の神社と相性がいいのだとか。
 
通算4勝を挙げているが、シーズン複数回優勝も、連覇も未経験。「もうひと皮むけないといけない。シーズン複数回優勝は大きな壁なので、5勝目が挙げられたときに何かが大きく変わるのかなと思っています」。プロゴルファーとしての格、ステータス、そこで得られる自信…。何が変わるのかをひと言で表すのは難しいが、今大会は人生が変わる大きな1勝をつかみに行く。(文・田中宏治)

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