
マンチェスター・Cがウェストハムに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスの争奪戦から撤退したようだ。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』、『talkSPORT』が伝えている。
今オフでのウェストハム退団が確実視され、去就に注目が集まっているライス。ここまでマンチェスター・Cが1回、アーセナルが2回、8000万ポンド(約147億円)以上の高額オファーを提示したものの、ウェストハム側は納得せず、いずれも拒否していたことが伝えられていた。
そんな中、イギリスの複数メディアメディアは27日、アーセナルはウェストハムに対し総額1億500万(約192億円)ポンドの超高額オファーを3度目の正直として提示したと報じた。この契約が成立すれば、2021年にアストン・ヴィラからマンチェスター・Cに移籍したイングランド代表FWジャック・グリーリッシュの1億ポンド(当時161億円)を超える英国人史上の最高額になる。
今回のアーセナルの動きを受け、マンチェスター・Cはウェストハムに対し、1億500万ポンドを超える金額を提示する意思はないとのこと。『スカイスポーツ』は、事実上の撤退であり、24歳のイギリス代表MFの移籍先はアーセナルに落ち着くと報じている。
一方で、『talkSPORT』によれば、アーセナルの提示額はウェストハムを納得させる金額ではあるものの、分割支払いの期限などの話し合いで合意には至っていないという。
アーセナルにとっての移籍金最高額は、2019年にリールからニコラ・ペペを獲得した際の7200万ポンド(当時約96億円)であり、今回の移籍が成立すれば最高額を大幅に更新することになる。大型補強により来季こそタイトル奪還になるのだろうか。