PSGのモロッコ代表DFハキミ、来季は“欧州王者”の一員に?…マンCが獲得を検討か

 パリ・サンジェルマン(PSG)所属のモロッコ代表DFアクラフ・ハキミに対し、マンチェスター・Cが関心を寄せているようだ。24日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 2022-23シーズン、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)制覇、そしてイングランド勢24年ぶりのトレブル(主要タイトル3冠)という偉業を成し遂げたマンチェスター・C。“欧州王者”として臨む新シーズンに向けて、クラブは戦力拡充に向けた動きを活発化させており、既にチェルシー所属のクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチの加入が決定的に。また、ライプツィヒ所属のクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオールや、ウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスへの関心も明らかになっている。

 そんな中、マンチェスター・Cはサイドバック(SB)にも新たな実力者を加えたいと考えているようだ。同クラブを巡っては、イングランド代表DFカイル・ウォーカーにバイエルン移籍の可能性が浮上し、ポルトガル代表DFジョアン・カンセロについては今夏の退団が既定路線と見られている。こうした現状を鑑み、クラブは新たなSBの獲得を検討中とのこと。報道によると、PSGとモロッコ代表で右SBの主軸として活躍しているハキミに、強い関心を寄せているようだ。

 現在24歳のハキミはレアル・マドリードの下部組織出身で、2017年夏にトップチームに昇格。その後はドルトムントとインテルでのプレーを経て、2021年夏にPSGに完全移籍で加入した。同クラブではここまで公式戦80試合に出場し9ゴール12アシストをマーク。2度のリーグ・アン制覇やクープ・ドゥ・フランス優勝を経験している。また、2016年10月にデビューを飾ったモロッコ代表でも主力として活躍。昨年のFIFAワールドカップカタール2022では、チームのベスト4進出に大きく貢献した。

 今回の報道によると、マンチェスター・Cはドルトムント在籍時からハキミの動向を注視していたとのこと。24歳と若く将来性が見込める点や、近年のプレー面での成長を高く評価し、今夏の移籍市場での獲得を検討しているようだ。なお、ハキミとPSGとの現行契約は2026年6月末まで。低コストでの獲得は見込めないものの、マンチェスター・Cが将来性豊かなハキミに大金を注ぎ込む可能性もあると『マルカ』は指摘している。

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