
他クラブからの関心が噂されているアーセナル所属のイタリア代表MFジョルジーニョだが、選手自身は今夏の残留を希望しているようだ。22日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
2022-23シーズンのプレミアリーグを2位で終え、7シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したアーセナル。新シーズンのさらなる飛躍を期す同クラブは、今夏の移籍市場での積極補強を画策しており、ウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスや、チェルシー所属のドイツ代表FWカイ・ハフェルツの獲得を狙っていることが明らかになっている。
獲得候補との交渉が進む一方で、クラブは既存戦力の売却についても検討中。とりわけ中盤の主力を担う“ベテラン勢”の去就は不透明となっており、スイス代表MFグラニト・ジャカや、ガーナ代表MFトーマス・パルティには他クラブ移籍の可能性が浮上している。直近の報道によると、現在31歳のジョルジーニョに対しても、セリエAの複数クラブが関心を示しているとのこと。中でも、ナポリ時代の“恩師”であるマウリツィオ・サッリ監督が率いるラツィオが、獲得に乗り出す可能性があるとも報じられている。
しかし、当のジョルジーニョ本人に母国復帰の意思はなく、アーセナルでのプレー継続を希望しているようだ。『イブニング・スタンダード』が報じたところによると、31歳のイタリア代表MFはロンドンでの生活に満足しており、アーセナルでのキャリアを成功させたいという願望を親しい友人に語っているとのこと。選手本人が他クラブからのオファーに耳を傾ける可能性は、現時点では低いという。なお、ジョルジーニョとアーセナルとの現行契約は2024年6月末まで。1年間の延長オプションも付随している。
今年1月の移籍市場で“宿敵”チェルシーから加入したジョルジーニョは、アーセナルで公式戦16試合に出場し1アシストをマーク。豊富な経験と高い戦術理解度に裏打ちされた安定感あるプレーを披露し、中盤で存在感を放った。果たして2023-24シーズンも、引き続きアーセナルの中盤でプレーすることにのなるのだろうか。