
トッテナムが、エンポリに所属するイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオの獲得に近づいているようだ。22日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
トッテナムでは2015-16シーズンからキャプテンを務めている元フランス代表GKウーゴ・ロリスに今夏退団の可能性が浮上しており、代役を探していることが明らかになっている。
当初はブレントフォードに所属するスペイン代表GKダビド・ラヤに関心を示し、個人合意には至っていたものの、ブレントフォードが4000万ポンド(約73億円)を要求しているため、トッテナムは獲得を断念。そこで代役に挙がっていたのがヴィカーリオだった。
報道によると、すでにトッテナムは移籍金1900万ユーロ(約30億円)でエンポリと合意し、ヴィカーリオとは2028年6月30日までとなる5年契約を締結することになるようだ。
なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も両クラブが合意したことを伝えているほか、今週末にヴィカーリオはロンドンを訪れてメディカルチェックを受ける予定であることも明らかにしており、移籍は決定的と見られている。
現在26歳のヴィカーリオは、ウディネーゼの下部組織出身で、ヴェネツィアやカリアリ、ペルージャなどでのプレーを経て、2021年7月にエンポリへと期限付き移籍で加入。公式戦39試合に出場すると、2022年7月に完全移籍となり、2022-23シーズンは公式戦32試合に出場した。また、2022年9月から定期的にイタリア代表に招集されているものの、まだ出場したことはない。