
<アース・モンダミンカップ 初日◇22 日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6650 ヤード・パー72>
国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」初日、今季絶好調の岩井ツインズの姉・明愛は、ボギーフリーの6アンダー。川岸史果と並んでトップタイで初日を終えた。
「今日はショットがよくてチャンスにつけられていて、パットも悪くなかったので6バーディが獲れたと思います」と、この日のラウンドについて笑顔で振り返った。ただ、「欲をいえば最後も」と、18番で2メートルほどのバーディパットを外したことを嘆く。
午後組で12時55分に1番からスタートした岩井は、時折雨が降る中でのラウンド。それでもバーディを重ねていたが、18番のグリーン上が「ラインも少し複雑で、雨の影響でけっこう(ライン)跡がついていて読みにくかったです」と、最後の最後に午後スタートの影響を受けた。ゴルフにタラレバは禁物ではあるが、午前スタートであれば、もっと伸ばしていたかもしれない。
今シーズン上位で競い続けていることについて聞かれると、「プレッシャーも多少あるけど、それより楽しさのほうが大きい。自分のゴルフができたらもちろん楽しいですし、予選落ちしても楽しいと思えるゴルフができています。一日一日が本当に楽しいです。試合ができるということが楽しい」と真っすぐに前を向いて答える。
現在、海外メジャー「全米女子オープン」(7月6~9日)と「AIG女子オープン」(全英・8月10~13日)の出場を決めているが、その2大会の間にフランスで開催される「アムンディ・エビアン選手権」(7月27~30日)出場も視野に入っている。現在の世界ランキング60位で、エビアン選手権前週の7月18日(火)時点で50位以内に入ることが条件。ちなみに、妹の千怜は世界ランキング39位で、3つの海外メジャー出場をほぼ決めている。
「今は世界ランキングを上げたい。あともう少しでエビアンに出場できると思うので、今週と来週と再来週と、残り3週間頑張りたいと思います」と意気込む。それには、今大会と次週の「資生堂 レディス」、再来週の全米女子オープンの成績が大事になる。まずは2日目を「自分らしく頑張ります」と話したが、さらなる高みでの戦いを楽しみたいと渇望しているように見えた。
2日目は午前8時25分に10番からスタートする。3つ目の海外メジャー出場権への挑戦にも注目したい。(文・杉本夏希)