
<マイヤーLPGAクラシック 初日◇15日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6638ヤード・パー72>
最後は一気に気温が低下。冷たい風が吹き込むなか、西村優菜は3バーディ・2ボギーの1アンダー・53位タイと、最低限のアンダーパーフィニッシュ。「なんとかアンダーパーまで持っていけたのでポジティブに捉えて」と苦しかったラウンドを振り返った。
「ドライバーも荒れてしまっていて、1メートルくらいのパーパットも2発外してしまったので、あまりいいラウンドとはいえなかった」と全体を通して見れば悔しさは残る。上がり2ホールでは上着を羽織るほどの冷たい空気に肩をすくめながらプレー。「凍えましたね(笑)。寒かったです」と気温の変化には笑いを浮かべるしかなかったが、しっかりとここで耐えたことについては合格点をつける。
7番パー3ではティショットをバンカーに入れながら1メートルに寄せたが、これを外しボギー。イヤな空気は続く8番でも続いた。パー5のティショットが右に曲がり前方には木。左に打ち出した2打目はラフにつかまるがそこから1メートル強に寄せてバーディ。最終9番は5メートルのバーディパットがカップをかすめてパーとしたが、「あしたにつながってくれたら」と上がりの感触は悪くない。
「反省もありながら、良かったところもあります」と気持ちを切り替えながらのラウンドとなった初日。「あしたはしっかり伸ばさないといけない」。8戦連続の予選突破はもちろん、さらに上を目指し2日目へと向かう。(文・高桑均)